バンプレストフィギュアコロシアムへの出場が決定した気持ちをお聞かせください。
今大会に参加できて、大変うれしく思います。予選通過の知らせが来たとき、本当に楽しかったのです。これほど専門性の高いフィギュア大会に参加するのは初めてですので、勉強のチャンスとして大事にしたいと思います。
クリエイターとして今に至った経歴を教えてください。
好きなキャラクターはなかなかフィギュア化されなくて、いよいよされても結局できが悪かったのです。そこで、いっそう自分で作ろうと考え始めて、ためしに作ってみた結果、製作が大好きになってしまいました。将来、すべての好きなキャラクターのフィギュアを作り出して見せます！
熱中している物事と、それがあなたにとって特別な意味を教えてください。
昔から絵を描くのが大好きで（中国絵画、漫画、油絵など）、後から模型製作も好きになりました。描きや製作に不可欠となる「持久力」「自信」と「根性」を持っていることは私の長所だと考えています。人に退屈と思われがちである描きや製作に、私は全力を注ぎ込み、そこから楽しさを発掘することから意義を感じています。そして、完成した作品が人に認められることから得た多大なる達成感は、次のワンステップを踏み出す勇気に変わってきます。
クリエイターとしてのこだわりや自分だけのルールがあれば教えてください。
原型師たるものは、いわゆる「匠の精神」を持たなければなりません。個々の作品を大事に見て、全力を尽くすまで完成度を求める。作品に個性と魂を注げるのは原型師の仕事だと思ってますので、これからも今まで通りに全身全霊をかけて、皆さんに喜んでくれる作品を作っていきたい。初心を胸に刻み込めば、いずれ報われる時がくると信じています。
日本のフィギュア、またはクリエイターに対してどんな印象がありますか？
日本の原型師の専念さ、技の熟練さ、常に完璧を求める精神に感服しています。彼らの作品から原型製作への情熱を感じられます。
今大会への意気込みやフィギュア制作への想いなどあれば自由にお書きください。
大会の専門性を最初から知っていますので、予選で淘汰されるのかとずっと心配をしていました。結果的に本選へ進出することができて、喜ぶと同時に大変プレッシャーを感じています。今大会を自分を鍛える機会だと思って、全力を出し切れればと思います。
