原型師になったキッカケや動機は?

もともと映画で特殊メイクの仕事がしたくて、映画に名前が出るまで故郷には帰らないぞ!と心に固く誓って上京しました。
で、なんとかその仕事につけた後、話をコネたり饅頭をコネたりして紆余曲折した結果、スカルピーをコネることになりそのまま原型師に。
学校などちゃんとした勉強はしたことないすが、野生の勘だけでどうにか成長し、荒野の野良造形で戦い続けてます。

今作のキャラクターを選んだ理由は?

クローバー博士かパウリーかで悩みましたが、フィギュア化して喜んでくれるファンが少しでも多そうなパウリーにしました。
前回やった錦えもんでの構成による表現をより進められそうと思ったのも理由のひとつです。
武器表現OKでのロープアクションは、なかなかな表現幅があるぜラッキー、と感じてます。

作品を作り終えての感想は?

楽しんで造形させていただきました。
またしてもコレクションしづらく製品としても厄介なものをこしらえたという反省もありますが、あらためて造形王という舞台ならではのアプローチを自分に問うた結果、商品と同時に作品であるバランスを保ちつつ、キャラクター表現としても成立、
進化させられたかなと、満足してます。まー、よく懲りずに媚びずに攻めきったな俺、と。

こだわりのポイントは?

構成ですね。とにかく全体の空間構成を意識して作りました。W7編は「高さ」を感じる舞台でもあるので、空中に留まってる感じを、周囲の空気ごと造形に組み込めればと。人形のディティールを追求する点は前回やったので、労力的に人形4、構成6くらいで作業しました。
あとはナイフの柄は職人だったら材料を無駄にせず、船に使わない節のある木材部位を、とかチマチマ楽しく考えながら詰めました。

製作過程で大変だったところは?

やはりロープの造形です。造形もですが、形状を表現するのが厄介でした。
自在に武器として扱える感を出す為に、手元はただのロープですが先に行くほどワイヤーのように絞りが変化してます。
そういう表現をどうするかテストの為に買った紐で手芸屋が開けそうです。
あと本来はもっと激しく逆さにしたかったんですが、製品なので規定内でギリギリまで抑えました。その空間調整も大変でした。

キャラクターへの思い入れは?

パウリーは能力者じゃなく普通の人間じゃないですか。
ゾロなら戦闘に特化してるけど、パウリーはただの職人でしかない。弱い。負ける。泣く。人に頼む。
でもやり遂げねばならない仕事を先に進めるためなら、自分に危険があろうと責任をもってその場を請け負う。
そうした判断と覚悟が出来るってのは真のプロフェッショナル。信頼に値する男ですね。彼の造形を俺が請け負えて誇りに思います。

参考にした原作/アニメの場面は?

原作W7編冒頭の逆さでガニマタという初ロープアクション披露と、エニエスロビーでの巨人をあしらうタップ・ノットの見事な螺旋。
そしてバスカビルを両断するパイプ・ヒッチ・ナイブスは、欲張りながら全部入れたかったですね。
そしてアニメの中で、2つに折れて収納されたナイフが袖から出てくるというレア描写があるんですが、それも正しい原作補完という意味で組み込みたかったです。

今大会の意気込みをどうぞ!

前回はどこの馬の骨状態だったんである意味一生懸命だけで済みましたが、今回はそこに、前の自分の作品に負けるわけにはいかないっつー無駄なプレッシャーが・・・。
たぶんまたしてもファン票を獲得できないコレクタブル感無視の造形優先になりますが、造形王はここまでやるんだぜ、という造形はやってやろうと思ってますんで、華散る男気造形にご期待ください。
うおー!ってのをやるぜ。

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