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伊藤 嘉紀

撮影協力:株式会社アートプレスト(ドルフィンスタジオ)
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インタビュー
伊藤 嘉紀
製作キャラクター

孫悟空

経歴をお聞かせください。

4年7ヶ月。

原型師になったキッカケと今後の目標(展望)などございましたら教えてください。

原型師になったキッカケは我が師である原型師のOZさんと出会ったことです。彼と一緒に企画を練り、御助言を頂きながら製作しイベントに出展した作品がサイトウヒールさんの目に留まり、造形天下一武道会の出場者として推薦して頂くこととなりました。それが前大会の出場経緯となるのですが、そもそも造形の世界にのめり込むキッカケは高校時代に2人の美術教師に出会った事です。彫刻家としても活動していた御二人の影響で造形を学びたいと思う様になり、それから十数年、紆余曲折ありましたが、上記の方々をはじめ多くの方のおかげで原型師として活動できるまでとなり感謝しております。今後も感謝の意を込めて精進して行ければと思います。

製作するキャラクターの選考理由をお聞かせください。

私自身、前々回までは観戦者の1人として「誰がどのキャラクターを造るのだろう」ということをとても楽しみにしておりました。そんな思いもあって、この大会だからこそ造る事のできる商品化の機会が少ないキャラ、珍しいキャラや懐かしいキャラを造ってみたいという気持ちと、「造形」のみの勝負をするためにあえてド直球のキャラを造るべきだという気持ちのせめぎ合いで、長い時間悩みに悩んだのですが、今回はあくまで「造形」のみで勝負をしてみたいという気持ちが高まり主人公の孫悟空を選択しました。

今大会についてのコメントをお願いします。

前大会の初戦で中澤さんに敗北した悔しさは今でも忘れられません。従いまして今大会で再び挑む機会を与えて頂いた事に感謝しております。それに、前回の『造形王頂上決戦V』において既成概念にとらわれない見事な演出方法をみせたTKさん、私が日頃夢中になって収集しているフィギュアシリーズの原型を担当されている佐藤さんと稲坂さん、そして造形の方向性や造りたいキャラクターの好みが合って以前から親交のあったHYOさん、そんな皆様とこうして対戦できる事が嬉しくてたまりません。前大会は敗者復活のルールやキャラクターの割当など勝敗に造形以外の要素があり、優勝の喜びとは裏腹に様々な葛藤を抱えておりました。従いまして出場者全員一斉での勝負となる今大会の対戦方法はよりフェアなルールだと思っております。

今大会への意気込みをお聞かせください。

前大会とは異なり、初出場の緊張やプレッシャーはありませんが、前大会優勝者として別なプレッシャーを感じています。しかし、一貫して大切にしたいと思う事はその時の状況や立場に関係なく、今までに培った造形の技術と経験をもって全身全霊を込めて制作し、真っ向から勝負に挑む事です。
同じ悟空であっても前回のスーパーサイヤ人3に比べると初見のインパクトはかなり控えめになると思います。しかしながらその分、塊としての強さや質感の表現、モチーフとした絵の解釈や再現など、前回とは異なる切り口で造形と向き合いつつ、前回の反省点を踏まえてよりよい作品とし、皆様に御高覧頂ければと思います。

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