お歳暮はいつも明太子です。

原型師、加藤 蓮。

原型師、加藤 蓮。

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プロフィール
経歴

17年くらい

専門学校在学中に海洋堂に原型を持ち込み、入社、原型師となる。
その後、海洋堂内で気の合った仲間と共にヘビーゲイジを結成し独立。
数年活動するが方向性の違いにより脱退、一時期業界から離れ、FRP造型、建築模型等の仕事に10年ほど従事したが業界に馴染めず、原型師の頃は色々あったけど楽しかったなぁ~と悶々としながら、加藤蓮の作家名で球体間接人形を製作したりしていた。
その人形のHPを見た知り合いの原型師から連絡があり原型師復活し、現在に至る。

BFC以外でのバンプレストでの原型担当商品

ありません。

BFCについて

大会はもちろん知っていましたが、まさか自分が出る事になるとは思っても見ませんでした。
抱いていたイメージ、皆さん頑張ってて、大変そうだけど楽しそうだなって感じでしょうか。
あっ ガレージキットの頃の雰囲気に似てるなぁとかも思っていました。

今大会への意気込み

参加させていただいてありがとうございます。
商業原型では、個人的な解釈が多い状態で立体化させていただく事はあまり無いので、嬉しくもありますが、正直怖さもあります。
また、ドラゴンボールは自分の海洋堂でのデビュー作でもありますし、ここに参加させていただけたのも何かの縁と思い、こんな事もやりたい、あんな事やりたいと色々暖めていた自分の中でのドラゴンボール造型があったので、そこをうまく形に出来れば良いなと考えています。
最後に声をかけてくださった中澤さん、ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

アトリエ/制作風景

インタビュー
原型師になったキッカケや動機は?

中学生の時、近所の模型店が展示していたイノウエアーツのモスゴジ&バラゴンを見て電撃が走りました。そしてその店に入り浸り、海洋堂、ゼネプロなどのガレージキット文化の洗礼を受けてしまい現在に至る。

今作のキャラクターへの印象は?

元気いっぱいの悟空も良いけど、悪い顔の悟空もなかなかのカッコよさがあるよね!!

実際に作り始めての感想は?

こんなに自由にのびのびとドラゴンボールを作ったのは、ガレージキットでやっていた頃以来かと思います。ホントにとても楽しく進められました。今後の自分の造型に、かなり良い影響が出そうです。

こだわりのポイントは?

静かなのに威圧感のある自信を持った立ち姿。ハードな絵の中にある柔らかく優しい鳥山先生のライン。単色塗りでも単調にならないように、テクスチャーで質感を再現。などを頭に置きながら作りました。

製作過程で大変だと感じたところは?

髪の毛の先端を折らないように磨いたり、表面の彫刻を消さないように表面仕上げをするのが大変でした。とにかく髪の毛は気がついたらどこか欠けている状態でした。そうそう、途中で3Dプリンターが不調になり必死で直しました。(笑)

参考にした原作/アニメの場面は?

コミックスの40巻22、23、26ページ、ドラゴンボール大全集1 No.259 などなど。

今大会の意気込みをどうぞ!

デビューしてからたくさん作って来たドラゴンボール作品、個人としても大好きで、仕事としても思い入れ深く、このような大きなイベントに呼んでいただけたことは、簡単な言葉で言い尽くせない喜びがあります。
静かな動きの中にギュッと作りこまれた造形…そんな悟空をお見せできればと思います。

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