躍動感造形。
印象を、無駄のないラインを素早くとらえたドローイング的な感じ。表面の粗さはありますが、その粗さが動きを表現するうえで効果的に働いていて、彼のイメージに近いモノを出力出来ているんだろうなという、気持ちよさがあります。全体の構成としてどの方向から見てもカッコよく、迫力があってイイ!と感じました。
造形とポーズから勢いが凄く伝わってきました。
サンジの特徴である足の見せ方も、 長さや角度など計算して造形されていると思いました。表情とポーズが合っていてまとまっている感じがします。
ヒールさんのサンジはとにかくポーズが素晴らしいですね!サンジらしい長い脚とジャケットのバランスが感動します!サンジファンの喜びそうな物とは何か?という答えを見たような気がします!髪の毛も乱れ過ぎずにサンジに似るギリギリの髪型で抑えてあるのが好きです。いい刺激になりました!
荒々しい仕上がりのヒールサンジは、瞬時にカッコいいと思える定番なポーズ、包帯まきでジャケットの肩羽織がアイデアを感じる。「ヒールサンジ」、「山口サンジ」両者共に手の造形がもう一つヒールサンジの荒い仕上がりはいいとしても、その荒い中にも流暢さがないとただ作りかけな感じになってしまう。各々の過去優勝作品と比べると互いに至っていない感じだけど、ネタとして、やはりサンジは難易度が高いと思うし、自分も苦労しそう。造形物として両者の作品に決定的な優劣は感じないし、どちらが上手いかというより、どちらの人となりが好きかという感じです。
今大会の意気込みは?
『負けられない!負けたくない!!』が、正直な所です。
こだわりのポイントは?
シチュエーションとしては、ドフラミンゴとの戦いで傷つきながらも、仲間を守る為に更なる敵(ビッグマム海賊団)と死闘を繰り広げる男前でストレートにカッコいいサンジをイメージしてみました。
造形面で、今回特にこだわったのは決めカットの見せ方です。
勢いのあるポージング作りは毎回こだわる所なのですが、画像に収めた時に、『どう見えるか、どう見せたいのか』は、今回納得が行くまで詰める事が出来たと自負しています。
あとは、顔、表情、ポージングなどが、サンジらしくカッコよくあるように、毎回こだわる所ではあるのですが、今回も気をつけて造形しました。
作品を作り終えての感想は?
造形王頂上決戦は、やはり自分にとっては特別な大会なんだなぁと、(それは『裏』がつこうがつくまいが、)改めて痛感しています。
今回はちょっと趣向の変わった大会ではあるのですが、自分としてはすごく『自然体』で臨めたと思います。
自分なりに見せるべき所はしっかり作品に盛り込めたんじゃないかとも思っています。
あとは、たくさんの方々に注目していただけるような、そんな大会になる事を祈っています。
皆さん、よかったら応援してください! よろしくお願いいたします。
迫力のあるポーズと勢いのある造形スタイルが、サイトウヒールさんらしい表現になっていると思いました。造形スタイルに関しては、異素材の境界線など(体と包帯や靴とソウルとの境界線など)に揺らぎやねんど感をのこしていたり、細部まで作り込まず、見ている側に作り手の勢いを感じさせ、素材感や戦いのダメージを想像させるような造形スタイルだと感じました。最初にこのポーズを見たとき、両腕が地面と水平に配置されていることに違和感を感じましたが、(腕などは、なるべく並んでしまうのは避けてバラかし動きを出したいところです。)肩に羽織っているジャケットのなびきと、水平に並んだ腕が、跳び蹴りの方向と軌道を明確に示し、さらに、突き上げる蹴り足をより力強く見せるというとても効果的な配置だと思いました。サンジらしい跳び蹴りになっていると感じました。このような決めポーズの場合、手前にある足から顔までの距離が遠いため、顔の印象が弱くなってしまいがちですが、設定よりも目を大きく作ることで顔の印象を強くし、体の造形スタイルとあわせて死闘感が出ていると思いました。