山口 範友樹 〜裏造形王頂上決戦に対する想い〜

「造形王頂上決戦Ⅳ」に出場させて頂き、皆さんの応援のおかげで優勝することが出来ました。
とても嬉しかったです。ありがとうございました。
直後、サイトウさんからTwitter上に「キャラ人気薄のバギー、パウリーには5割増、今が旬のサボを選んだ山口さんには5割減の評価。」と言うコメントを頂きました。なるほど!まあキャラ人気等含め、そもそもそれは覚悟の上の大会なんじゃない?
それを出場者自らが公然と言うというのはどうなんだろう?
他にもサイトウさんが投票システムについて、いろいろとコメントしていたのも見ていて、自分は思うところがありました。これはこの大会をいい方向に持っていくことにはつながらないような・・・
というかサイトウさんのコメント自体が逆人気投票だよね。Twitter上ではコメントしませんでしたが、「なんだかうるせえから今度直接会ったときにぶっ飛ばす!!」と心に決めました!
そこでプロデューサー阪田さんから連絡があり、「造形で勝負付けましょう!!」と言われました。
「売られたケンカは買わせて頂きます!」という運びになりました。
自分とサイトウさんとは造形の方向性が違うようなことを言われたりします。だから相見えないのか?
今回のサンジもそうですが、自分とサイトウさんの目指すべきところはそもそも違うのでしょうか?
自分は原型師と言う名の通りクライアントがいる以上、製品になることを見据えた上での造形であるべきだと思って仕事をしています。
こんな裏話はすべきことかどうかとも思いますが、製品になる上で生産や金型の作製上の問題点(抜ける/抜けない/分割等)など、最初からわかっているなら問題点は少ない原型を作るべき。
メーカーや工場の手間はなるべく減らせる原型であるべき。自分はその前提の上で造形をしています。
自分の目指す造形とは、そもそも原型師は、キャラクターを立体にさせてもらっている裏方という立場です。そのキャラクターらしさ、多くの人たちが持っているそのキャラクターのイメージをより多く共感を持って頂けるような造形をすること。
そしてそこにキャラクター性を損なわないようにモノとしてのリアリティと説得力を入れることです。
それを個人のテイスト(表現)と言うのでしょうか?
今回のように、同じサンジを作っても違うものになり、多少なりとも作った人のテイストは入っていますが、キャラクターモノをやっている限りはそれは売りにしないような気がします。
自分は、つま先から毛先、シワ、タバコの灰まで、すべての造形に理由があります。
偶発的に見える造形ですら意図的に作るものです。それすらもコントロールすべきです。
もし今回、サイトウさんの表現が評価されるのであれば、自分は今後はその表現も意図的に造形していくでしょう。
造形力/表現力/技術力 全てを使いこなせているのが自分の目指すべき原型師です。
その為に日々精進しているところです。
まあ、結局、そんなこんなとだらだら書くことも皆さんには実は関係無いことなのかもしれませんが、こんな想いで作っている奴がいるんだなあ程度に思って下さい。
このようにいろいろと考え方の違う2名の戦いです。
受けて立ちましょう!勝ちます!という想いですかね。「造形王」とはまた違う「裏造形王」面白がってこの大会を見て頂けたら嬉しいです。皆さん、応援よろしくお願いします。

戻る

  • ワンピース